先日ようやく香港で約32万人も就労している住み込みの外国人メイドをテーマにした香港映画「淪落の人(みじめな人、淪落人、STILL HUMAN)」を浜松の映画館で鑑賞、本当は2月に日本で上映が始まったときに名古屋で見ようと思っていたのですがコロナショックで伸び伸びに。映画のストーリーや詳しい情報は公式HPをご参照ください。

台湾と飛行機の中で既に2回見ていて面白くて感激し香港に行った時にロケ地まで行ったのですが、英語字幕版だったのでよく良く分からない部分があり今回1900円払って日本語字幕版を見た甲斐がありました。

私が誤解していた部分や気になったところとして

1)香港のフィリピン人メイドは結構アバズレている(苦笑)
ネットでニュースを見ていると、外国人メイドが虐待、性的暴行されるなど外国人メイドが被害者となる事件が多いようですが、外国人メイドのほうも、英語も分からないフリをする、広東語は覚えても分からないフリをする、道に迷ったフリをして外で息抜きをするという対策を立てているようです。日曜日に香港島で集まっているのは転職のための井戸端会議のようです(苦笑)。メイド役のエビリンも誕生日にプレゼントに買ってもらった日本製の高級カメラを売り払ってフィリピンの家族に送金してましたしね。

2)ファイはチョンウィンの弟ではなく昔の同僚で中国からの新住民だった
ファイはチョンウィンの弟ではなく、中国大陸から香港に移住した新住民という設定でした。この新住民も生粋の香港人からはよく思われてなく差別があるような気がしますがどうでしょうか。

3)エビリンのお母さんも元香港で働いていたフィリピン人メイドだった
エビリンのお母さんが香港で20年も働いていた元メイドで今度は娘を香港に送り込み娘からタカって生活しようとするのは、日本のフィリピン人や新日系人でもよくある話、「貧困は遺伝する」と映画では表現されてましたがまさにそのとおり。OFWのフィリピン人が裕福になるには綺麗な英語を覚えて欧米に行くしかないのかも知れません。

日本では住み込みの外国人メイドや介護ヘルパーは経営管理や高度専門職外国人の家事使用人を除き認められておりませんが、これから高齢化が進みおひとりさま高齢者が増えるのは確実ですから、今後認められる可能性があります。日本人の家事使用人は庶民には高嶺の花でしょうからフィリピン人介護ヘルパーにおむつを換えてもらえるよう、英語位は将来のために勉強しておいたほうが良いのかも知れませんね(苦笑)。技能実習や特定技能、EPAなど外国人の介護に携わっている人たちはいろいろヒントになることがあると思いますので機会があったらご鑑賞をオススメします。

しかし上映された映画館もコロナショックで観客が激減、日曜に鑑賞したのにお客は10数名という惨状でした。こちらもクラウドファウンディングなどやられているそうなので映画ファンはぜひご利用してみてください。