ベトナム人の若者の海外就労がブームですが、結局欧州、台湾、韓国のどこに行っても地雷ばかりなのは「大家都知道,只有政府不知道」のような

先週はニュースをチェックしているとベトナム人の犯罪報道が4件も。

まず1件目はベトナム人の僧侶の男が永住者の同国人と偽装結婚し逮捕という報道。事実でしたら公正証書原本不実記載と入管法違反でしょう。

 

2件目は定住ベトナム人が同国人の技能実習生に販売するために「犬肉」を密輸し逮捕されたという報道。関税法違反です。

 

3件目はベトナム人のブローカーが偽装結婚のために知り合いのベトナム総領事館の職員に偽造の書類を発行してもらいSNSで販売していたという報道。これは不正競争防止法の外国公務員に対する賄賂罪に当たるそうですがこの事件で2件しか例がないそうです。

4件目はベトナム人留学生が同国人相手に無許可で美容整形手術を行っていたという報道。医師法や薬事法違反でしょう。

 

在日ベトナム人の犯罪ですが、日本に滞在するために違法な手を使ってビザ申請をして捕まったり、留学生の資格外活動違反、不法滞在や偽造在留カードの行使、ドラッグストアなどでの大量万引きと転売、口座や携帯電話の違法売買、同国人相手に金儲けをするために逮捕される例が多く、今のところ軽犯罪が多い印象です。

在日ベトナム人もアベノミクスによる人手不足で急増し2019年6月時点で37.1千人、中国、韓国に次ぐ国内3番目のエスニックグループになりましたが、技能実習や留学などの活動や滞在期間に制約の多い在留資格で滞在する者が多いので入管法違反が多発してしまうのですね。また技能実習や留学などの制度で来日した場合、前借金、留学生ですと授業料などの返済や支払いに追われ犯罪に手を染めるようにというケースが多いと思います。スマホとSNSの普及とベトナム人コミュニティーが大きくなったことにより、同国人相手の商売も以前と比べ簡単に出来るという事情も犯罪増加の一因でしょう。

留学はこれから審査を厳しくして明らかな偽装留学生は入国させ特定技能に誘導していくようですが、技能実習や特定技能は少子高齢対策、人手不足解消のために今まで通りガバガバという状況でしょうからベトナム人の犯罪も当分減ることはないような気がします。軽犯罪から凶悪犯罪へのシフトが起きなければ良いですが。

ということで、ベトナム人の若者は回りの悪い勧誘に惑わされないよう、ベトナム人の若者の回りにいる日本人はベトナム人の若者を喰い物にしないように注意しましょう。【業務週報2019年12月第2週】