毎年6月は「外国人労働者問題啓発月間」という外国人の不法滞在や不法就労、不法就労助長の摘発が集中的に行われる月ですが、面白いというか唖然とする事件が。

東京の中国人入管ブローカーが日本に移住した富裕層の同国人の子育て支援のために当てはまる在留資格が無いベビーシッターを技人国の在留資格で嘘の書類で不正入国させ逮捕、しかもそのブローカー、帰化申請が許可されていて日本国籍取得済み、さらに「潤日」という富裕層の中国人の日本移住現象を取り上げたNHKの特集で日本で成功した中国人として持ち上げてられて出演していたというのです、ニュース見てひっくり返りそうになりましたね。

中国をはじめとするアジア人から見ると日本は賃金は安いですが治安や子弟の教育の面で魅力的な移住先のようで日本に家族ぐるみで移民したいという外国人が多く、民泊を経営する中国人やインネパ料理店を経営するネパール人が増えすぎていろいろな問題が起きて在留資格の厳格化が始まっています、日本移住が真の目的で経営は二の次の外国人経営者が増えすぎたのですね。

在留資格厳格化を始めるくらいですから入管局も在日外国人の問題やトラブルが多発している現状を認知しているのでしょうが、常時人手不足な役場に加えコロナ以降日本に外国人が押し寄せるようになり後手後手に、中国人ブローカーが逮捕されるきっかけになった不正入国事件も情報提供で発覚しタレコミが無ければ気付かなかったかも知れないという情けない有り様なのです、タレコミが誰からあったのかというのも気になりましたが(苦笑。

本来なら優秀な外国人にしか許可しないはずの帰化ですが、怪しい不正入国ブローカーに日本国籍を与えてしまった法務省も責任はもっと重いと思います。帰化を許可する前にブローカーが捕まっていて前科前歴があれば当然帰化出来なかったはずですが、今回のように帰化許可後に逮捕されると退去強制も出来ず、前科者の元外国籍の日本人を日本が更生させないといけないのは手間ですし矛盾があると思います、今後帰化取消の制度が作られるかも知れませんが日本国籍取得すると元の国籍喪失する国の場合、無戸籍無国籍外国人を産むことになるので難しい問題です。

不正入国ブローカーを持ち上げる特集を作ってしまったNHKですが、作品をお蔵入りさせる対応を取ったことで問題があったことを組織が認めた事になるのでしょうが、作った現場の人たちはどこまで実情を知っていたのか、騙されたのか注意喚起したかったどうなのでしょう。

外国人、特に中国人とベトナム人の手玉に取られ続けられている感の強い我が国ですが、外国人との多文化共生社会を実現する有効な対策はあるのか今後も注視していきたいと思います。【業務月報2026年7月】