先日NHKニュースをネットで見ていると「振込先が外国人?特殊詐欺で急増 その背景は」という面白い記事が。私が面白いと思ったのは記事中の外国人が明らかにベトナム人なのに見出しではベトナム人ではなく外国人という表現がされていること。恐らくベトナム人にするとベトナム人へのヘイトスピーチっぽくなってしまったり、多文化共生社会構築のための阻害になってしまうので忖度してやんわりと外国人に置き換えた(させられた)と思うのですが、逆に外国人みんなが銀行口座や携帯電話を売っているような間違ったイメージを植え付けられそうで危険だと思いましたがいかがでしょうか?

在日ブラジル人向けのポルトガル語フリーペーパーの最新号で外国人犯罪が特集されていて国籍別の外国人犯罪数と推移が載っていましたが、ベトナム人の犯罪がここ10年で急増し今年あたり日本の外国人犯罪の半数がベトナム人によるものになりそうな勢い。一方ブラジル人の犯罪はここ10年で1/4以下に減少と大幅に改善が見られていますし、犯罪が多いと思っていたフィリピン人が一番犯罪が少ないという結果には目からウロコが。マスコミのネット記事や紙の新聞を見ていると連日連夜外国人犯罪の記事が掲載されているので外国人犯罪が急増していると思いがちですが実際の外国人犯罪数は減少しているそうでバイアスのかかったマスコミの記事を鵜呑みにする危険性を痛感しましたがいかがでしょうか?

在日外国人も増えていろいろな国籍の方たちが現在日本で暮らしていますが、犯罪を多く起こす外国人グループと犯罪が滅多に起きない外国人グループの違いが出る理由は何故なのでしょう。欧米や台湾などから来ている外国人は日本での収入が高く、学歴も高く、日本での生活に満足しているので日本で犯罪を起こす人が少ないと推測されますし、ベトナム人の外国人犯罪が多くなってしまったのは、もともと問題のある技能実習制度を利用した来日者が多い、コロナによる生活困窮、物価高騰と超円安による所得や仕送り額の減少と質の劣化、若者が多いが単身での来日が多いなどが理由なのでしょうが理由が多すぎて今後もベトナム人の受け入れを続けていくことに危惧を感じていますがいかがでしょうか?

外国人犯罪は外国人受け入れの最大のリスクかつタブーなので外国人雇用の関係者や当時者、外国人支援者も外国人犯罪については見てみないふりをする人、他人事のように話をする人、目を背ける人がほとんどですが、その結果が今のざま。悪の芽はなるべく早めに摘み取るべきですしその点外国人犯罪には目を背けず刮目すべきだと思いますがいかがでしょうか?業務週報2023年11月第4週】

私が実際に見た外国人差別の形成過程

結婚直前の台湾人女性が不法滞在無免許信号無視のベトナム人にはねられ意識不明という悲劇と悪夢