今週はクリスマスでしたが日系人の皆さんにクリスマスプレゼントというかお年玉というかちょっと良い?ニュースがありました。以前からブラジルなどの日系社会側から要望が上がっていた日系4世の特定活動の在留資格の要件緩和です。

日系四世の更なる受入制度

これまで30歳だった入国時年齢制限がJLPT N3合格を条件に35歳に、必須だったサポーターが3年目から不要に、JLPT N2取得者は定住者への変更可能で日系4世に日本への永住の道がようやく開けました。先日パブコメが募集され現地日系社会の実情に合わせて4世も定住者の範囲に組み込むようブラジルの取引先や関係者と共に私も意見を出したのですが玉砕する結果になってしまい残念。まあ今回の要件緩和で実績を作り日系4世が定住者の在留資格が取れるように活動、運動を続けていくつもりですが。

また今までの制度にそっぽを向いていた日系4世も日本語能力があれば日本永住への道が開けたわけですから観念?して日本語の勉強に励んで欲しいと思います。6万人もブラジル人が住む愛知県に住んでポルトガル語通訳が配置されている工場で働けば日本語勉強せずに済むのは事実ですが日本に移住、永住したいのであれば日本語能力はあったほうが良いですし、日本語出来ないままで来日すると派遣会社のおんぶに抱っこで今まで通り日本経済の雇用の調整弁の役割になるのは明らかです。今後日本語が出来る特定技能のアジア系労働者が増え日系人の仕事を更に奪っていくのは確実でしょうし今までと違い工場の仕事でも日本語能力が必要になるでしょうから、日本に来る以上は日本語覚えないと日本で生き残れなくなるのでは無いでしょうか。

日本はこれから少子高齢化が加速し人口が毎年70~80万人も減って2050年には今より2割減、2100年には日本の人口が半減するという予測が出てしまうほどの深刻な状況ですが、超円安や物価高騰が続き経済発展したアジア諸国から今までのように外国人労働者が来なくなったり、質が落ちて外国人犯罪を筆頭にいろいろな問題が起きてしまっています。親日家と言われる外国人も母国が経済発展し母国の給与待遇や雇用が良くなれば労働者としてではなく旅行客としてしか日本に来なくなります。もう安くも質も良くなくなったアジアから外国人労働者より少しでも日本と縁ゆかりのある日系人を永住前提の移民として受け入れたほうが日本の国益になると思いますがいかがでしょうか。

2023年(令和5年)はお世話になりました、2024年(令和6年)は1月4日(木)より業務開始の予定です。来年もオフィスシバタをよろしくお願いします。【業務週報2024年1月第1週】