昨年コロナ騒動が起こって在日外国人の状況は激変、特にベトナム人の現役留学生、現役技能実習生、留学生や技能実習くずれの生活困窮者や帰国困難者が続出しましたが、2021年になってもその状況は変わっていないようで連日外国人犯罪の報道が。

今年に入って報道された外国人犯罪の報道を下にピックアップしてみましたが、相変わらず現役留学生の資格外活動違反、現役技能実習生の職場や寮でのトラブル、金銭トラブル、元留学生や技能実習生の窃盗、詐欺への加担、不法就労が目立つようです。留学生はコロナ不況でアルバイトが無くなりましたし、不法滞在者も仕事にあぶれ違法な犯罪行為をしないと日本で生き残れなくなっているのかも知れません。

アベノミスクの人手不足はこういう留学生のアルバイトや安価な技能実習生を労働力化することで乗り切ったわけですが、今もコロナを抑え込めず非常事態が出ていて東京オリンピック開催も危ぶまれている状況、しばらくは不況による人余り状態が続くでしょうから、ベトナム人留学生や技能実習生もそろそろお払い箱なのかも知れません。バブル後のイラン人やリーマンショック後の日系ブラジル人労働者のように。

実際入管局は留学の在留資格の審査を厳格化しているようですし、偽造の在留カードを見分ける在留カード等読取アプリケーションを開発し無料配布し始めましたし(在留カード等読取アプリケーション)、日本在住のベトナム人留学生、技能実習生の特定技能への在留資格変更の申請にベトナム領事館発行の推薦者表という書類の添付を要求し始めましたし、今後はベトナム人も今までのような適当な書類では日本に来れなくなれそうですし、来ても稼げず日本に来る旨味メリットも無くなるのかも知れません。

留学生や技能実習生は身分系の定住者の外国人のような公的セーフティーネットがありませんので、留学生技能実習生の生活困難を解決できないのであれば、早期に帰国すべきだと思うのですが日本政府もベトナム政府からのそういう方策の発表は一切無いという状況、これでは生活に困窮した留学生くずれ、技能実習生くずれが違法行為や犯罪に加担してしまうのも無理はないでは無いでしょうか。

留学生や技能実習生の面倒やサポートをしない日本語学校や専門学校、技能実習送り出し機関や監理団体がやり玉に挙げられておりますが、留学や技能実習制度における真のガンは日本政府と送り出し国政府なのではという気がしてますがどうでしょうか(苦笑)。

更に悪い状況にならないよう、凶悪な犯罪が起こらないよう祈るとともにこの問題注視していきたいと思います。

【業務週報2021/04】