2021年11月8日からようやく新規入国外国人の日本への入国が認められ審査済証のオンライン申請に勤しんでいたのですが、南アフリカで発生した新たな変異株オミクロンが全世界に拡散し出し11/29に「水際対策強化に係る新たな措置(20)」が日本政府から突如出され11/30より再び新規入国外国人の受入れ停止及び3日隔離10日隔離の措置も停止となり一律14日隔離という厳しい措置が始まりました。変異種流入防止のためなので仕方ないですが、まさに「青天の霹靂」という思いです。

オミクロンがどういった変異株かよく分からない中、何らかの水際措置はあると覚悟していましたがまさかの全ての新規入国外国人の受入れ一時停止という厳格な措置、入国準備に勤しんでいた技能実習生を受け入れる監理団体や実習実施者、留学生を受け入れる日本語学校や大学などの教育機関の絶望や無念さは計り知れないものがあると思います。3日隔離も停止になり1日の入国受入れ上限も3500名に戻されましたので年末年始里帰りを予定されていた日本人帰国者のみなさんも計画修正を迫られることと思います。

さらに先月末特段の事情により日本に入国したアフリカ人外交官がオミクロン株に感染していることが判明、12月1日には指定国からの再入国入国制限も行われることになり、今まで特段の事情で例外的に入国を許されていた在留資格日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者、興行の外国人の新規入国も入国制限が適用されるようになるようです。

今回の措置はとりあえず12月31日まででその後継続されるかどうかという見通しも不透明、私の取引先も4名1月に入国予定の外国人がいて審査済証の申請準備中だったのですが審査済証の申請も受付中止となってしまいペンディングに。年末年始ブラジル出張の予定も3日隔離が無くなったので当分延期に。売上も減って泣きっ面に蜂とはこの事です(苦笑)。

来年もコロナ禍は続きそうですし、外国人が入ってこれず人手不足の業種や企業が多いですし、ガソリンはじめ物価はどんどん高くなってますし、半導体は相変わらず不足しているという状況。去年より状況は悪化しており真の頑張り時は2022年なのではという気がしてきました。去年菅前首相が行ったビジネストラックとレジデンストラックがザルでコロナが国内に持ち込まれクラスター感染が多発したと言われていますが、今回の岸田首相の過剰とも言える入国制限の被害者もまた外国人とその関係者というのは皮肉な事かも知れませんね。

以上愚痴でした。【業務週報2021/47】

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