今年の夏にマスコミに取り上げられ問題、話題となった北関東の子牛、子豚、ニワトリなどの家畜泥棒、マスカットやナシなどの果物、野菜泥棒ですが、今週群馬県警が大掛かりな摘発を行い容疑者の身柄が確保されました。容疑者は外国人、しかも今のところ全員ベトナム人というのは皆さんの予想通りだったのではないでしょうか。

https://twitter.com/officeshibata/status/1320569401410813952

失踪した技能実習生のグループ、麻薬をベトナムから密輸し売っていた伊勢崎市のグループ、寮で豚を解体した太田市の現役技能実習生のグループといくつものベトナム人窃盗団が狭い地域に存在しているのは不法滞在者や問題外国人が多いと噂される北関東の特徴でしょうか。最初に摘発されたグループのボスは不法滞在者にも関わらず一軒家を借りてカラオケ店を経営していたそうですし、先日起こった前橋のラブホテル経営者殺人事件で逮捕されたベトナム人技能実習生も奈良の勤め先から失踪し、伝手を頼って群馬に来ていたそうですから。

今年2020年にベトナム人による大量窃盗事件が起こった原因ですが、直接的にはコロナショックによるベトナム人技能実習生の解雇や留学生のバイト減少、技能実習生の手取り給与減少、失踪者の増加などの生活困難、帰国困難者の大量発生でしょう。簡単に言うと食うに困ったベトナム人が大量に発生したにも関わらずコロナで母国に帰国も出来ず、日本政府、ベトナム政府、自治体の支援や援助が行き届かず犯罪に走ってしまったという構図でしょう。遠因としては高額な借金を背負って来日しているのにも関わらず、技能実習生や留学生をコロナショックで解雇、クビにする企業が続出したというベトナムの技能実習制度の根幹に関わる問題があるかも知れません。リーマンショックの時は日系ブラジル人労働者と違い技能実習生は解雇されず法的に守られているという印象を受けましたが、あれから10年経って技能実習制度が人手不足解消の切り札として活用されるようになり技能実習生の数が40万人を突破する一方、金儲け第一主義で面倒見の悪い雇い主や監理団体が増えた感じは否めません。

一方ベトナム人労働者は少子高齢社会が進む日本や台湾、韓国の間で人材獲得戦争が繰り広げられております。リーマンショックと東日本大震災で中国人技能実習生や留学生が来なくなったため2012年頃からベトナム人技能実習生と留学生は急増し始めましたが、導入からもうすぐ10年で質の低下は否めないのではないでしょうか。すでに建設や農業などは割に合わないとベトナム人技能実習側から厭われる職種になっていますし、最低賃金が安い九州や北海道の技能実習が失踪、難民認定申請、偽造の在留カードを使って賃金の高い都道府県で不法就労という地下労働市場が出来ているはずです。ベトナムの物価や賃金も年々上昇しておりますし、日本がベトナム人労働者を安い労働力としか見ないとしたら中国人技能実習生同様「日本離れ」が起きる頃かも知れません。

こういう悪い状況を考えると、今後もこういう事件が起きる可能性は十分ありますし、もっと凶悪な犯罪が起きる可能性もありえると思います。日本より20年早くベトナム人労働者やベトナム人妻を受け入れた台湾では日本よりあり得ない犯罪が起こってますし、在台ベトナム人の数が多くなれば多くなるほど犯罪やトラブルも増えているような気がします。

戸締りをしっかりし監視カメラで自己防衛する時代が到来したのかも知れません。