コロナウイルス拡散の勢いは今週も衰えず、遂に政府は拡散防止のために中国と韓国からの入国者の入国制限の強化を開始しました。日本人を含め国籍問わず全ての入国者に対する来日後2週間の隔離待機要請、中国人韓国人に発行した日本査証の効力一時停止、新規の査証(ビザ)発行の一時停止の三本立て措置で日中間、日韓間の人流を一時的に止め、コロナウイルスの拡散を防ぐというのが趣旨のようです。

期限は3月9日から3月末まででその後は「推移を見ながら判断する」と4月以降もコロナウイルス騒動が収束しなければ継続される可能性があるそうです。既に2月から外国人旅行客は激減しておりインバウンドの観光業は惨憺たる有様、日本人にも外出自粛要請が出て、3月もっと外国人旅行客が来なくなると言うことになると厳しい状況になる企業が増えるのではないでしょうか。

4月以降もこういった査証停止処分が続くことになると、中国や韓国から留学生を受け入れている日本語学校や教育機関は留学ビザの厳格化と合わせてダブルショック、技能実習生を受け入れている監理団体や実習実施者も影響を受けるでしょうし、入国キャンセルなども出てくるでしょうから送り出し国を変更する必要が出てくるかも知れません。

もっと酷いシュミレーションをするとこのような状況で盛り上がらない東京五輪が終わって日本経済が不景気局面に突入、仕事にあぶれた外国人労働者が大量に解雇されたり、逆に日本から逃げ出す状況が出現するかも知れません。2009年のリーマンショックから2011年の東日本大震災位までが正にそのような状況で「外国人雇用暗黒期」でしたが、コロナウイルスショックがその再現にならなければ良いのですが。

下に当時の記事を貼り付けておいたので参考にしていただきたいのですが、こういう時は下手に動かず亀のように防御態勢で危機が過ぎるのを待つのが一番なのかも知れません。