先日知り合いのブラジルつながりの日本人の方がブラジル人に人気の芋「キャッサバ(ポルトガル語ではMandiocaやAipimと言います)」を栽培し販売しているのをSNSで知って、これまた知り合いのブラジル人に聞いてみると「是非欲しい」ということなので購入申込し隣町にある畑まで受け取りに。

畑に着くと既に別のお客さんがキャッサバ掘りをしていてその方なんとインドネシア人、知らなかったのですがインドネシアでもキャッサバは人気らしく、しかもブラジル人は食べない葉っぱまで食べるようで熱心に葉っぱ摘みをしていたのが印象的でした。

在日外国人の増加とともに日本人にはあまり栽培されない、馴染みの無い野菜や果物の人気や需要が高まっているようで在日ブラジル人でキャッサバ、シューシュー(ハヤトウリ)、ジロ(ナス)、コウヴィ(ケール)というブラジル野菜を栽培してブラジルショップにSNSを利用してコミュニティー内で販売する人が今結構多いんですね、そのせいでキャッサバ価格は値崩れしてしまったそうですが(苦笑。

愛知県の人口減少が進む自治体ではキャッサバを使った面白い町おこしも行われています。キャッサバを植えて休耕田や耕作放棄地の解消、在住ブラジル人の雇用創出、ブラジル人との国際交流や多文化共生社会の実現を目指しているそうです。

在日ブラジル人も高齢化が進んでいて年取って労働密度が高い工場の仕事が出来なくなる人が増えていますので、過疎と人口減少に悩む自治体が就農を支援するというのは面白い試みだと思います。今増えている特定技能外国人で将来農業で独立起業する人も出てくるでしょうしね。

今年2024年はコメ不足や価格高騰が問題になりましたが手間やコストがかかる稲作は人口減少の令和ジャパンでは廃れる一方でしょうから日本米の価格はこれからも高止まりするはず、今後日本でも安い芋食がスタンダードになる時が来るかも知れませんね。【業務週報2024年11月第3週】

時代で変わるエスニック料理店の役目役割