2023年も早くも3ヶ月が経過、今年は年明けから業績好調な取引先さんたちのおかげでものすごい繁忙状態に突入してしまい、なんとか「サンマツ」を乗り越えることができましたが、4月の閑散期に入り落ち着いてまわりを見回すと繁忙期中は気付きませんでしたが世間では今相当な不景気風が吹いているようですね。

不景気風の原因ですが以前からの物価高騰や光熱費の高騰に加え、コロナ禍で売上が減少し各種補助金支援金やゼロゼロ融資などで凌いでいた企業もコロナ禍が終わりを告げ今年から返済が始まったのですが売上が回復せず返せない企業の廃業や倒産が多くなっているそうです。私の事務所の横にあったスポーツクラブ、裏にあったパチンコ店もコロナ禍では頑張っていたのに今年に入って相次いで閉店してしまいましたしね、太平洋戦争では空襲で焼け野原になったところがコロナ禍では補助金打ち切りで更地になるとは歴史は繰り返すということなのかも知れません。

企業の業績悪化や個人のお客さんの所得減少で私の事務所も値下げ要請、個人客の値切り交渉が増えいわゆる不採算案件が増えてきたように感じられます。先日も廃業する同業者から仕事を引き継いでくれという問い合わせがあり紹介してくれたお客さんのところに連絡してみたのですが、その同業者がとんでもない安い価格で手続きを代行していて弊所の代行料を受け入れられず価格交渉不調で決裂という残念な話が。どう考えても私の事務所の価格のほうが適正だと思ったのですが仕事が取れない同業者の安売り攻勢が不景気下に行政書士の業界で跋扈するのかも知れませんね。

今後円安が是正に向い輸入品や輸入原材料の価格が下がり、原油価格が落ち着き光熱費が下がり、外国人労働者の受け入れが順調に進み人件費が下がって物価が元通りになれば良いのですが、今の日本の国力や状況を考えるとそんな上手く行くとは思えませんし、実際は反対の方向に向かうのではと危惧していますし、最悪のシナリオを想定しておいたほうが良いのかも知れません。バブル景気も弾けたのは1990年だったそうですが実際に景気や雇用が悪くなったのを実感したのは1993年位以降でしたし、リーマンショックや東日本大震災の時も混乱や天災が起こった当初よりその後の円高不況のほうが長くて苦しかった記憶がありますしね。

ということで繁忙期中は断っていた新規のご依頼やお問い合わせも値切りや急かし無しでしたら対応可能になりましたのでご相談ご依頼ありましたらお気軽にお問い合わせください。【業務週報2023年4月第2週】

お問い合わせ