今年2024年は元旦から能登半島で大地震と津波が起き大きな被害が。私の田舎も目の前が太平洋の集落で大地震と津波の常襲地、いわゆる南海トラフ地震が150年から200年に一度起きて大きな被害が出るところでニュースを見ていて他人事ではありませんでしたね。今回被害に遭われたところも海辺の漁業で生計を立てている町が多かったはずですが、私の田舎も昔地引網が盛んで危険を承知で海の近くに住んでいたはずです。

地引網は太平洋戦争で漁師が兵隊にとられたのと戦後乱獲で魚が取れなくなって廃れてしまったそうですが、先祖代々の土地と屋敷があるので昔から住んでいている人たちは津波常襲地を離れず生活を続けていました。しかし2011年の東日本大震災の津波による大きな被害を目の当たりにして若者を中心に結婚やマイホーム建設時に自主的に高台移転する動きが目立つようになりここ10年で集落の高齢化が一挙に進んだような気がします。回りを海に囲まれ平地の少ない我が国は津波浸水想定区域にも集落や住宅がありますが今後防潮堤建設や嵩上げ、高台移転などの対応を迫られるのかも知れませんが数百年に一度の災害のためにというのはなんともという気がします。地震や津波が事前に予知できるシステムの開発を願って止みませんが難しいのでしょうか。

話は変わりますが先週冬の北海道に2泊3日で出張に行ったのですが、3日間連続大雪という雪がほとんど降らない土地に住む人間にとって貴重な体験をすることができました。

まずビックリしたのは雪が積もると歩道を歩くのが怖いということです(苦笑)。北海道の人たちは雪慣れしているのか靴が違うのか大雪にも関わらず結構スタスタ歩いてましたが、こちらは雪に慣れていないのでへっぴり腰でこわごわ歩かざるを得ず疲れましたね。後で分かったのですが札幌駅周辺は地下道が発達していて地元の人たちは雪の時期はなるべく地下道や地下街を利用するみたいですが。

ホテルでテレビのローカルニュースを見ていても雪が原因の交通事故、雪かき除雪中や落雪による死亡事故の報道が目立ちましたし、暖房代なども高いようで、雪国の冬の生活は非常に厳しいと思いました。本州でこれだけ雪が降れば生活や交通が麻痺すると思いましたが。

21世紀になっても日本に住んでいる以上地震津波の脅威恐怖から逃げられませんし、北国ではまだ雪との戦いが繰り広げられているということを実感できた次第です。いくら科学が進化しても人類が自然をコントロールすることは不可能なのでしょうね。以上。【業務週報2024年1月第4週】