2020年の春節は中国の武漢で発生した新型肺炎のために悪い意味でスゴイ事になりましたね。

2003年にもSARS騒動がありましたが、あの頃と比べ中国は北京オリンピックを経て経済大国になり、海外旅行して爆買いしてくれる中国人旅行客は日本からすると一番の「上客」となりましたが、おもてなしムード満点だったのが一転、ウイルスに感染した中国人旅行客が確認され、中国人旅行客の海外旅行自粛による旅行のキャンセルが相次ぎ先が読めない状況が続いております。

インバウンドビジネスに関係のない日本人の皆さんからしたら、こういう状況下での中国人旅行客は病気を運んでくる迷惑客でしかないらしく、日本各地でさまざまな軋轢が発生しております。札幌の飲食店ではウイルス感染防止のためと称し店先に堂々と「中国人お断り」というビラが張り出されたり、在日中国人の方が中国人旅行者と間違われ日本人から暴言を吐かれたりということが確認されているようです。

こういう行為は古くは関東大震災の後や私が知っている事例ですと2008年の毒餃子事件、2012年の尖閣問題の時にもありましたが、自重していただきたいと思いますけど。

今年は東京オリンピックがあり、インバウンドビジネスが沸騰すると予想されていましたがこの事態、中国経済の一層の減速停滞も確実で、中国が一番の上客の我が国には他人事ではない状況だと思います。

日本中国官民が協力し早期の事態収束を望むところです。