先日は去年永住者となって愛知から岐阜に引っ越したリピーターのブラジル人家族からの依頼があり久々に名古屋入管本局へ、入管オンライン申請が始まってから申請はネットでして受取のみ浜松や豊橋の入管出張所で済ますことが多く、混雑が激しく待ち時間が長い本局からは足が遠ざかってしまったのですね、庁内でのタバコも禁止になりましたしね(苦笑。
リピーターのブラジル人家族の依頼はなんと「再入国許可申請」、去年家族での永住が許可され日本に住み続けるのかと思いきや、日本での生活に疲れて母国への帰国を決意、母国で何かあって再度日本に戻って来ることも視野に入れ一応5年の再入国許可を取るようにしたようですね、母国での生活に問題がなければ日本に戻って来ることもなくせっかく苦労して取った「永住ビザ」も失効することになります。
コロナ禍が終わってから物価高騰が続き生活が苦しくなったことを実感する日本人が増えていると思いますが、在日日系ブラジル人の場合円安で母国への送金や投資も目減り、更に2022年からアジア系の若い技能実習や特定技能の外国人労働者や外国人留学生が日本に押し寄せるようになり、派遣社員で高齢化する在日ブラジル人の雇用を奪うような状況で日本での生活を断念、片道切符で永久帰国するブラジル人労働者が増えている感じがします、在日ブラジル人数は現在約21万人で微減しており急増するネパール人に抜かれてしまいましたし、インドネシア人やミャンマー人にも抜かれそうな勢いです。
我が国の少子化と人口減少は止まる気配がありませんので、今後も外国人労働者の受け入れは進むと思われますが、外国人に関するトラブルや問題、犯罪も増加していて、不良外国人を日本に入国在留させないための施策としていくつかの在留資格の審査厳格化が現在行われている最中。永住許可(通称永住ビザ、Permanent visa)も許可された時の収入印紙代値上げ、さらに2027年3月から5年の在留カード所持が要件となることが決定したため現在永住許可申請も駆け込み申請ラッシュが起こっている状況です。
これから技人国や特定技能2号などの在留資格の外国人労働者の家族帯同、定住化、そして永住が進むと思いますが、我が国の場合次から次へと送り出し国を変えて若いコスパの良い外国人労働者を受け入れますので、日本での永住を希望してもやはり日系人のように中高年になって母国への帰国を余儀なくされるのかも知れません。
門戸は大きく開いたが永住させない、定住はさせるが永住させないというのが移民を受け入れないという我が国の外国人政策、日本で永住しようとする外国人がまわりにいたらこういう実情を教えてあげてください。【業務月報2026年3月】








