日本で滅多に上映されないブラジル映画が全国で公開、私が住む近くの地方都市の映画館でも公開されるということで早速観に行くことに。

上映された映画館ですが数年前にアンソニーウォン主演の香港映画を観に行ったところで渋いというかあまり人気の無さそうな映画ばかり選んで上映しているところです(苦笑、当時はクラファンとかやってましたが、コロナ禍を乗り切りまだ営業しているとはと感心しましたが。

香港映画「アンソニー・ウォン(黄秋生)の淪落の人」

私自身あまり映画観ないほうで、ブラジル映画をまともに鑑賞するのは「シティ・オブ・ゴッド (Cidade de Deus)」以来、一緒に行った結構映画好きなブラジル人もブラジル映画は滅多に観ないということでしたが、「アイム・スティル・ヒア(Ainda Estou Aqui)」は素晴らしい映画でしたね、2時間以上の長い映画でしたが観客の誰も途中退場しませんでしたし誰もトイレにも行きませんでしたからね(苦笑。

舞台はDitaduraと呼ばれる軍事政権下の1970年代のブラジルリオデジャネイロ、実話を元に描かれた悲劇の映画でしたが、事実は小説より奇なりという感じを受けました。日本人が持つブラジルやブラジル人へのイメージとかけ離れていると思いますので興味がある方は鑑賞をオススメします。

アイム・スティル・ヒア

映画鑑賞の帰りに近くのブラジル料理店で遅い昼食を。この街も一昔前は約2万人の日系ブラジル人が住んでいてブラジル人集住都市と呼ばれていましたがリーマンショックで半減、今人手不足や人口減少を食い止めるために外国人労働者の受入れが盛んで、ものすごい勢いで主にアジアからの在日外国人の数が増えていますが、ブラジル人は日系4世の在留資格の壁問題もあり減少傾向というおかしい状況が起こっているのですね。そのブラジル料理店も週末のかき入れ時なのにかかわらずお客さんの入りはイマイチという感じでした、美味しかったのに残念。

在日外国人の急増とともに外国人絡みのトラブルや外国人犯罪も増えているようで外国人との多文化共生が叫ばれています。日系人が多いブラジル人はイスラム圏からの外国人労働者のような文化の違いによるトラブルが少ないですし、日本人と同等の賃金を受け取っているので技能実習生のような貧困や困窮を原因とする犯罪も少ないはず、外国人とのトラブルや外国人犯罪を減らしたいと思うのなら原点回帰し日系人の受入れを強化したほうが思うのでしょうがどうでしょう。

今週末も静岡県浜松市や愛知県豊田市でブラジル独立記念日のイベント(ブラジルデー2025)が行われるようなので興味のある日本人の方たちもぜひ参加してみてください。【業務週報2025年9月第1週】