先月台湾台北の有名なデパートのフードコートに入っているマレーシア素食料理店で2名が死亡し数十名が入院する食中毒事件が起きマスコミが大々的に報道し大きな騒ぎに。

食中毒事故が起こったマレーシア素食料理店の経営者のマレーシア人華僑の男性は台湾に高校留学、そのまま台湾で大学を卒業し台湾で旅行業を営んでいましたがコロナ禍で経営が傾き飲食業に商売替えし再起を図っていたそうです。台北駅や夜市、デパートのフードコートに出店していたそうですが台湾、特に台北は飲食業が過当競争な上にテナント家賃がものすごい高いですし、コロナ以降原材料費や人件費が高騰していますから相当無理をしていたのではないでしょうか。

事故当時調理師を担当していたベトナム人男性は来台7年、これまた台湾留学後台湾で飲食業に従事していたそうですが、普段は別の店舗で勤務していたのを応援で事件のあった店舗での勤務に連れてこられ、更に人手不足で9日間連続勤務を強いられていた最中に食中毒事件が発生、こういう台湾の飲食業のブラックな労働事情が食中毒事件が人為的なテロではないかと疑われる原因だと思いますがいかがでしょう。

台湾では2021年に49名が死亡する鉄道脱線事故が起こったのですが、脱線事故の原因を作ったのが不法滞在のベトナム人労働者でした。台湾はベトナム人妻が生活のためにベトナム料理店や屋台を営むケースがとても多いですが、今回の食中毒事件でそういうエスニック料理店にも風評被害が起きるかも知れませんね。

日本もコロナとコロナ後の原材料費、光熱費、人件費高騰で経営を諦めた飲食店の閉店が相次いでいますが、外国人経営のエスニック飲食店は何故か増える一方、カレーがメインのインネパ料理店などはそれほど需要があるとは思えないのですが、日本全国津々浦々どんな田舎でも出店していて経営成り立つのか不思議に思えます。

調理が簡単なフォーやバインミーメインのベトナム料理なら留学生でも作れるでしょうし実際に留学生で回しているなんちゃってベトナム料理店も多いと思いますが、インドネパール料理で提供されるナンは調理師でないと作れないそうで、インネパ料理店は在留資格「技能」のプロの調理師をネパールやインドから招聘しているのです。

コストがかかる上にレッドオーシャンで儲からない、経営が成り立たないと思われるインネパ料理が何故これほど日本で増え続けてるのかは大いなる謎ですが、いろいろ無理しすぎて台湾の異国料理のような事故が起こる前にインネパ料理店の出店規制を法務省入管局は考えたほうが良いのかも知れませんね。【業務週報2024年4月第2週】

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