今月、台湾で移民署が台湾全土で摘発を行い一日で387人の不法滞在外国人やブローカーの身柄を摘発というニュースが流れました。

移民署中文網-移民署加強查緝力道 單日查處逾期外來人口387人
移民署持續進行外來人口全國聯合查察專案,由各地專勤隊結合警察機關、勞政主管機關、海巡署、調查局以及憲兵指揮部等相關權責單位,19日動員678人,共同執行全國擴大聯合查察行動。本次行動截至15時止,共查處逾期外來人口387人,其中失聯移工240人占大宗,印尼籍占51%,越南籍占47%;非失聯移工的逾期者147人,越南籍占56%,印尼籍占35%。這些逾期外來人口中,同時被查獲涉及非法工作者104…

 

台湾も日本同様少子化による労働力不足を外国人労働者の受入れで解消しようとしている国ですが、日本の技能実習生にあたる「外労」と言われる外国人労働者が増え続け今年70万人を突破と台湾のほうが受け入れが進んでいるような状況です。

しかし失踪、不法滞在、不法就労の問題も増えており、このような不法就労場所や外国人の集まるところ、アジトの摘発や出国命令制度により不法滞在外国人を減らそうと躍起ですが、単なるイタチごっこのような気がしますね。

台湾で外国人雇用が盛ん過ぎて不法就労助長が目立つのは建設、農業、介護、飲食などの業種、建設は3K、農業はローテク、介護飲食は長時間労働と低賃金などの問題で台湾人の若者に敬遠される、外国人労働者を招聘しても逃げられ、不法滞在者の雇用をという流れになっているような気がします。

台湾は今年外国人労働者の受け入れを始めて30年目になるそうですが、外国人労働者を受け入れても台湾の経済は上向かないし、台湾人の雇用を奪って賃金上昇を阻害したり、追い詰められた外国人による犯罪により治安も悪くなっている様な気もします。

日本も少子化人手不足への対応策として単純労働分野の外国人受け入れに邁進しておりますが、台湾の先例を見ているととても危険なような。数十年後数百年後に「令和の日本人は何をやっていたんだ?」と言われないようにしたいと思いますね(苦笑)【業務週報2019年10月第5週】

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