先週末の参議院選挙は外国人の排除や規制を訴える政党が大勝し躍進しましたが今週末は九州佐賀県の人口5万人ほどの田舎町でとんでもない事件が。第一報は外国人風の若い男が一軒家の玄関から堂々強盗に入り40代の日本人女性が首を刺され死亡、70代の母親も刺され近所に助けを求めたということでしたが、結局捕まったのは近所に住む現役のベトナム人技能実習生だったという報道にここまで日本の治安が悪くなったのかとゾッとした日本人が多かったのではないでしょうか。

ベトナム人技能実習生の殺傷事件は残念ながら昨今多く起きてますが、宿舎で実習生同士が刃物で斬りつけ合うケースが多く、今回のような日本人をターゲットにした事件は2019年に茨城県で現役の農業のベトナム人技能実習生の男が日本人宅に押し入り高齢の日本人男性を殺害した例(懲役27年確定)、コロナ禍の2020年に失踪生活困窮した元技能実習生の男が群馬県前橋市のホテルに押し入りやはり高齢の日本人女性を強殺(無期懲役確定)に続き3例目になると思います。

遂に起きたベトナム人の凶悪犯罪

ベトナム人元技能実習生による連続緊縛強盗事件

5年ぶりに日本人が被害者となるベトナム人現役技能実習生の凶悪犯罪が起こってしまったわけですが、コロナ後円安と物価高騰が進み、最賃レベルで日本人が採用できない3K業種や企業で働く技能実習が日本で実習してもよほど節約しないと貯金も仕送りも出来ない状況が今回の犯罪の原因にあることは間違い無いと思います、ベトナムの家族にも給料が安いと愚痴っていたそうですから。

亡くなられた日本人女性の職業が日本語教師と発表されたので容疑者と仕事で付き合いがあったのかなと当初思いましたが、中国で働いていて帰省していたところをたまたま事件に遭われたそう。被害者もここまで日本の治安が悪くなっているとは思ってなかったでしょうし、逆に犯人はどうして被害者宅を選んだのか、どうしてお金を奪った後に殺害したのか、これから更なる闇が明らかになるのかも知れません。

参院選で外国人犯罪が争点に上がった時、外国人犯罪は20年前と比べて激減している、母数の在日外国人や訪日外国人の数が増えたのだから外国人犯罪が増えるのは仕方がないみたいなことを言う役人や学者、マスコミが多かったですが、今この事件が起こってどう考えているのか聞いてみたいです。

制度的な様々な問題や不具合が明らかとなり技能実習制度は再来年育成就労制度に移行することになりましたが、今まで多かった技能実習生への人権侵害に続き、今度は日本人が犠牲者となる凶悪犯罪が発生、これだけ問題が噴出していて看板を付け替えてまで技能実習制度を敢えて存続させる理由が政治家や役人、実習実施者や奴隷人材商人の利権を守るためでなければ良いですが。亡くなられた日本人女性と遺族の方々へ追悼の意を表させていただきます。【業務週報2025年8月第1週】