今週末は衆議院選挙があるそうですがやる前から結果が分かっているような感じで盛り上がりに欠ける選挙戦のようですね。コロナ不況で現政権に不満がある有権者も多いと思うのですが、選挙前に感染者数が急速に減少したのは自民党にとっては神風だったかも知れません。
日本人の政治無関心と日本の選挙の投票率の低さは私を含め日本人が寄らば大樹の陰や長いものには巻かれろ的な考えをすることに由来するのではと推測してますが、SNSを眺めていると国籍問わず政治談義好きな人も結構多いのに感心させられます。面白いと思ったのは在日外国人の女性作家さんたちが日本の現政権を批判したり、野党を応援したり、参政権を求めるつぶやきをSNSですると保守的排他的な考えの日本人の人たちがものスゴイ反応をするんですよね。SNSの匿名性の怖さなのでしょうが。
私が知っている例ですと台湾なんかは実質二大政党制みたいな感じなので政治に興味がある人が多いですし、直接選挙のせいか総統選は物凄く盛り上がりますし、帰化の手続きが日本より簡単なせいか台湾国籍を取得し参政権を得て選挙に出て議員になるいわゆる「新住民議員」と呼ばれる元外国籍の議員さんも結構いるんですね。新住民議員さんたちは同じく帰化して投票権のある同国人が支持層で外国人住民向けの施策を公約にして選挙に当選するんです。まさに我田引水(苦笑)。
日本の場合、帰化手続きや条件が台湾より厳しく面倒なので永住ビザ止まりで参政権が無い外国人住民が多いのが現状。でも外国人住民が爆発的に増えているので今後は台湾みたいな帰化議員や2世3世の外国にルーツがある議員が増えていくと思いますね。帰化議員はもともと海外に移住するような人ですからバイタリティーはあるでしょうし、日本での生活も日本人がしないような苦労もしていて当事者性もあるでしょうし、変なしがらみもないので日本人のボンボン上がりの世襲議員や高齢者の多選議員より良い仕事をすると思うのですが。
「選挙権も無いガイジンが日本に政治に口出すな」とSNSで日本人にディスられた日本の政治に関心のある外国人の方たちも是非帰化して日本国籍を取得し参政権を得て政治家になって欲しいと思いますし、そうしないと在日外国人の地位も安定や向上しないと思います。そういえばブラジルでも日系人議員が日系人のために尽力されています。
以上今週もネタ切れ時間なしの飛ばし業務週報でした(苦笑)。
【業務週報2021/43】