先日は久々に高い塀のある某所へ。リーマンショックや東日本大震災の頃もこういう塀や鉄格子があるところによく呼び出されましたが今回もコロナショックで仕事が無くなりお金が無くなり生きるためにやむを得ず悪事に手を染めてしまう外国人が多くなっているのでしょう。日本の場合、景気が良くなり人手不足になると海外から労働力かき集め、一度不況になると日本人より先に外国人労働者を切り捨てるという状況が不景気の度に繰り返されているような気がします。
外国人雇用の業界もここ数年アベノミクスや東京五輪特需による人手不足でバブルでしたが、現在既にコロナショックによる不景気モードに突入しているようなので、入国制限が解除され人の往来が復活しても以前ほど需要は戻らないような気がします。不況になると高給取りの優秀な高度外国人や技人国の外国人労働者、外国人駐在員は減る一方、コストダウンのために技能実習生や特定技能などの安い外国人労働者が増えるでしょう。また就労ビザなのに解雇失業していたり、不況で夫婦仲が悪くなった国際結婚夫婦、生活保護を受給している外国人など在留状況が悪い外国人が増えてビザの更新なども面倒くさくなったり不許可が増えたりするんですよね、不景気になると。
また不景気になるとまともな派遣会社や人材紹介会社は需要の無い外国人雇用の業界から撤退するのが常で、そこにブローカーが付け入ってきます。ブローカーが関与する外国人雇用が増えるということは問題のある外国人雇用が増えるということです。先日も行政書士会の会報にいわゆる「第三者取次」で処分された行政書士が何人も載っていましたが、危ない問題のある入管案件をブローカーや先輩の行政書士に「運び屋役」として押し付けられ処分される行政書士が今後増えてくるのかも知れません。
少子化が止まらず若者が減って労働力の足りない日本の状況を考えると不況下でも外国人労働者は減らないのかも知れませんが、労多くして功少なしのボランティアのような仕事が増えることでしょう。外国人相手に儲けようなんてことは考えず、給付金も助成金もビザの手続きも無料でやらないと意識高い系の外国人支援団体に目をつけられるので気をつけましょう（苦笑）
