参議院選の選挙戦が始まりましたが今回の争点の一つというか大きな争点が外国人問題、なし崩しの外国人の受け入れが続く我が国では滅多に無いことなのでちょっと書いてみたいと思います。
コロナ禍に入国制限で約2年止まっていた外国人の受け入れが2022年に再開、その後外国人労働者、外国人観光客の受け入れがV字復活しここ数年毎年過去最高という状況、外国人労働者は止まらない少子高齢による人手不足、労働者不足解消と人口維持が原動力でしょうし、外国人観光客はコロナ後の超円安と日本の安い物価が外国人にとって魅力的なためと思いますが、受け入れすぎて質が落ちていろいろなトラブルや問題、外国人による犯罪が目立つようになってしまったのですね、現在炎上したり叩かれているのは難民認定を繰り返し埼玉川口に集住するクルド人、経営管理の在留資格を悪用する中国人、ベトナム人をはじめとする外国人技能実習生の失踪不法滞在、元技能実習生や外国人旅行客による銅線泥棒、簡易な外免切替により運転免許を取得した外国人による交通事故の増加などなどでしょうか。
考えると1980年代後期もバブル景気による超人手不足で上野のイラン人や中国福建省からのボートピープル偽装難民、就労目的の偽装留学生が増え治安が悪化したため、当時の政府は1990年に入管法を整備し合法的に日本で働ける定住者の在留資格を作り日系人の労働者を受け入れましたが、バブルが弾け平成不況に突入、仕事にあぶれた不法滞在外国人が母国にも帰らず地下に潜りやはりいろいろな事件を起こし故石原慎太郎さんみたいなタカ派で強硬派の政治家に人気が集まり東京都知事になったりということがありましたから歴史は繰り返すなのかも知れません。
1990年の労働開国当時も政府や自治体は口を酸っぱく「外国人と多文化共生しましょう」と言ってましたが結局今でも出来ているとは言い難いでしょうし、隣国で我が国と同様少子化で外国人住民や外国人労働者を受け入れている台湾や韓国でも出来ていないと思いますので夢物語だと思いますがいかがでしょう、ブラジルのような混ざりに混ざった多人種国家になる頃にはお互い差別やいがみ合いも出来なくなってと多文化共生社会になると思いますが(苦笑。
少子高齢社会で労働力としての外国人労働者も消費者としての外国人観光客の受け入れが必要なのは百も承知ですが受け入れ方が雑すぎたり利権絡みの受け入れによりいろいろな問題や外国人犯罪が多発しているのは事実なのですからここはしっかり議論してより良い外国人の受け入れ方を構築してもらいたいと思います。個人的には問題の多い中国人とベトナム人の中長期在留者の入国規制厳格化、観光公害を引き起こしている訪日外国人旅行者の総量規制や査証免除の見直しを第一に行うべきではないかと思いますがいかがでしょう。【業務週報2025年7月第4週】