2025年ももうあと1週間余り、今まで積極的に受け入れてきた外国人労働者や訪日外国人旅行客ですが、今年は厳格化に舵を切るという転換点の年だったと思うので少し書いてみたいと思います。
そもそも我が国には査証(ビザ)と在留資格という問題のある外国人や来日後問題を起こしそうな外国人を入国させない制度があるのですが、査証は外国人旅行者受け入れ拡大の名目の元査証免除(ノービザ)の国や数次査証(マルチビザ)を発給がここ20年ほどで増えております。在留資格も少子化や人口減少解消のために外国人労働者の受け入れが拡大整備され技能実習生や特定技能生、留学生の受け入れがここ10数年急増している状況でした。
コロナ前のアベノミスク下では外国人労働者の受け入れも外国人旅行客の受け入れも割合うまく行っていたと思いますが、コロナが終わった2022年春から外国人の受け入れが再開されると円安が進行し外国人旅行者が日本に押し寄せるようになる一方、日本で働いても賃金が目減りする外国人労働者は日本離れや質の低下劣化という現象が。
外国人労働者でいうと不法滞在、不法就労、技能実習生の失踪の増加、畑荒らしや家畜泥棒、太陽光発電所の銅線ドロ、空き家への空き巣、無免許運転による交通事故、ロマンス詐欺や特殊詐欺への加担、強殺事件などなどが起こり犯罪の百貨店パレード状態に。外国人旅行客の受け入れもオーバーツーリズムによる観光公害、無許可闇民泊や白タクなどなどの問題が連日メディアやSNSを賑わせるようになり社会問題に。2025年夏の参議院選で排外主義を訴える政党が躍進、石破政権が倒れ高市内閣が誕生し遂に外国人の受け入れの制限、厳格化が始まることに。
外国人経営者に与えられる経営管理の在留資格の厳格化、税金滞納で在留資格の更新不許可、永住許可申請に日本語能力、帰化の滞日要件厳格化、技人国の在留資格の審査厳格化、技能実習制度が育成就労制度に移行などなど来年から在留資格の制度激変が予想されます。経営管理は資本金や日本語能力のある常勤職員要件が、税滞納で更新不許可は外国人の税滞納や社会保障へのただ乗り予防、永住・帰化の厳格化は技人国の審査厳格化はニセ外国人技術者入国阻止などなどそれぞれ理由があると思います。円安物価高騰で日本で働くメリットが薄れ外国人労働者の日本離れ、質の劣化が目立ちますが来年以降どうなるか今後も注視していきたいと思います。
2025年はお世話になりました。2025年12月27日~2026年1月5日は年末年始休暇となります。2026年もよろしくお願いします。【業務月報2025年12月】

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