先日ニュースで愛知県東三河地方にある人口4.5万人足らずの田舎町にブラジル人経営のブラジルカフェがオープンしたのを知って仕事ついでに寄ってみることに。

行ったのは平日の真っ昼間でしたがお客さんが結構いてビックリ(苦笑)、それもそのはずそのブラジルカフェ、市の施設の中に入居しており外観からは単なる普通の喫茶店にしか見えないのですね。逆に何も知らない人がたまたま入店したら逆にブラジルの軽食のメニューや働いているのがブラジル人(皆さん日本語ペラペラですが)でビックリするのではと思いましたが。

日系ブラジル人が多く住む東海地方には昔からブラジル料理店やブラジルショップが沢山ありましたが、日本人の集客が課題として以前からありました。平日残業を思いっきりやるブラジル人相手に商売しても週末にしか客が来ず、平日は閑古鳥、日本人を集客しようにもブラジル料理に日本人はあまり興味示しませんし、ブラジルやブラジル人に日本人はあまり良い良いイメージ持ってないでしょうし、日本語対応や日本語接客も難しいという問題です。ペルー料理店などはペルー人相手だけでは商売成り立たないので上手く日本人を集客しているところもありますが、ブラジル料理店の場合在日ブラジル人人口が大きいのでブラジル人相手に商売してても何とかなってしまっていたのですね。

ただ4世5世が定住者として入ってこれない現状ですともう在日ブラジル人人口は増えないのでブラジル人相手に商売してても右肩下がりに、一方コロナ禍コロナ後に日本の飲食店がバタバタ廃業していて日本人も地域で外食できるところが無くなって困っている、そういう問題の解決を今回オープンしたブラジルカフェは目指しているのかも知れません。

平成初期にタイ料理をはじめとするエスニック料理がブームとなってエスニック料理店が日本全国に広まりましたが当時はお金や時間が無くて海外に気軽に行けない日本人の若者が主に利用していたと思います。その後我が国で外国人労働者が増えるにつれて在日外国人をターゲットにした外国人経営の外国料理店も増えていきました、今で言う「ガチ◯◯料理」ですね。今後は減る日本人経営の飲食店の需要を補う形の気軽に利用できるエスニック料理店が増えるのではと思います。これから日本で母国料理店を興す外国人の方は地域に根差した敷居が低いエスニック料理店を目指しましょう。【業務週報2024年8月第3週】