先日、日系人の在留資格認定証明書交付申請のために申請人の先祖の戸籍謄本を本籍地の北海道の某町に郵送請求したのですが1/31に愛知県から職務上請求書を普通郵便で送って戸籍が当事務所に届いたのがなんと2週間後の2/14、郵送事故が起こったと思っていろいろ問い合わせたのですが、以前は世界一優秀だった日本の郵便物流システムが予想以上に人手不足で劣化していることを実感する結果に。

IT化の進んでいる台湾だと戸籍はネットで取れるのですが、日本では今でも住所がある自治体と本籍地のある自治体が違うと直接本籍地の自治体の役所に行って紙の戸籍謄本を取らないといけなかったり、それが難しいと郵送請求という面倒な手続きを踏む必要があります、郵送請求ですと収入印紙やクレカ払いができず定額小為替という謎の支払い方法しかできず郵便局に払う手数料が異常に高いのですね、一体誰の利権なのでしょうか(苦笑)

入管局への在留資格オンライン申請も昨年2022年3月に在留資格や申請種別の範囲が大幅に拡大されて大いに活用させてもらっているのですが、紙の窓口申請のほうが今だ結果が出るのが早かったり、結果が出てからの処理が窓口紙申請より時間がかかったりという問題がありまだ改善の余地はありそうです、在留資格認定書(通称COE)の電子化が出来れば、海外にいる申請人の元にCOEを送る手間や時間が大幅に節約短縮できると思いますが、昨年南米某国で起こったCOE盗難紛失事故で再申請という事故も防げると思いますし(苦笑)。

普通車の車検証も今年から電子化されましたが、マイナンバーを電子証明書として活用する申請は今のところ無く結局紙の書類と併用するハイブリッドOSSという申請しかできずあまり便利さを実感できずというかかえってややこしくなっている感さえあります。まあ車の手続きの場合ナンバープレートの返納や受取がありますので100%電子化というのはアメリカのようにデジタルナンバープレートが導入されない限り無理なのでしょうが。

今年もそろそろサンマツの繁忙期に突入し来週からまた某社に依頼されている3県13警察署へ車庫証明申請受領の旅に出ないといけないのですが、一体いつになったら電子申請のメリットを享受できるようになるのか、いつまでこんな苦行を続けないといけないのかと自問自答しつつ今回は筆を置かせて頂きます。行政書士事務所のスタッフ、協力行政書士も募集しておりますのでお気軽に募集下さい。

【業務週報2023年2月第4週】

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