今年は3月に外国人労働者や留学生の入国制限が解かれコロナ以降2年間入国待ちだった外国人が大挙入国、同時に商用や親族訪問の短期査証(ビザ)での入国も可能になり、今月10月ようやく査証免除(ノービザ)が復活し外国人旅行客も自由に日本に来られるようにという本格的にコロナ禍の終焉を感じさせられる1年でしたね。
入管局への在留資格申請も3月にオンライン申請の範囲が大幅に拡大され申請取次の仕事のやり方にも大きな変化が、一部の申請や届出を除き申請受領証印のためにいちいち入管局に出頭せずに済むようになりましたし入管局への移動時間も待ち時間も無くなった一方、今まで依頼を断ってきた遠方の入管局の申請も引き受けることが可能になってだいぶ便利で業務が合理化できるようになりました。
申請の方も私は今社会問題化している在留状況や素行の悪いベトナム人や中国人の申請はやりませんし、問題の無い定住者の日系人と優秀なカテ1と2の就労系在留資格の申請がほとんどなので嘘偽り無しに許可率100%だったのですが、第三四半期に入った10月に遂に不許可が(苦笑)。
詳しいことは書きませんが日本に住む身内が病気に罹った外国人の方がその方の看病のために90日の親族訪問の短期査証で今年4月に来日、引き続き看病が必要だということで7月に短期滞在の更新をして90日で許可されました。その際「この人再び申請できるか」と申請した入管局に確認したところ「できる」という回答を得たのでその旨依頼人に伝えておいたところ、再び依頼があり今月同じ入管局で再び短期滞在の在留資格の更新申請をしたところ青天の霹靂で不許可にという謎の結末に。
不許可の説明をされた際に判明したのですが結局役所側の伝達ミスが不許可の原因、しかし既に出てしまった結果を覆すことは出来ず今回は無念な結果に。私も最初短期滞在の更新が何回も許可されるのかと疑問に思ったので口頭で確認したのですが書面でも残しとけばと後悔しましたが後の祭り、書面で証拠を残してあっても入管局だと結果を覆すのは難しいかも知れませんが。
そもそも不許可になってから駆け込んでくるお客さんが多い入管の申請で許可率100%というのは無理なのかも知れませんが、こういう不許可もあるというのは入管局らしいというか裁量が大きいというか皮肉ではなく勉強になりました。2023年はより慎重丁寧に仕事をして許可率100%を達成したいものですね。
【業務週報2022年10月第4週】