フィリピン人は高卒以上なら英語能力があるので、求人広告や求人票は英語表記、そういう人たちが最低賃金程度の給与待遇でわざわざ日本語を覚えて来日するかという話かも(苦笑)
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先週は久々にフィリピンマニラに出張に。先月出来たばかりの中部国際空港第二ターミナル発の安いLCC便を利用したのですが、セントレアのT2は名鉄駅から歩いてだいぶ遠い上にラウンジも無いし宅急便の無料宅配サービスも受け付けてくれないそうなので、今後は極力利用しないことにしました(笑)。
マニラではOFWの送り出し機関の方と情報交換したのですが、4月から始まった特定技能の在留資格の受け入れの温度差についていろいろ考えさせられました。
フィリピンの特定技能の送り出しですが、まだフィリピン政府の許可が正式には出ていないそうで、本格的な送り出し開始は年を越すのではないか、年度を超えるのではないかという話でした、これでは日本側が受け入れ目標を掲げて準備しても日本の見込み通り特定技能の外国人がやってこないはずです。
また今、トランプ政権で外国人労働者を締め出す政策をしているアメリカやOFWの虐待のあった中東、政治的混乱の続き先行き不透明の香港などへのフィリピン人労働者の送り出しと受け入れが減っているのは事実らしいですが、英語が通じない、フィリピン人の英語能力を評価してくれない日本もあまり魅力的な就労先とはフィリピン人労働者は考えていないそう(台湾も同様)で、もしかしたら特定技能の制度自体にフィリピン人労働者も送り出し機関もあまり興味ないのが実情なのかも知れません。
フィリピンは少子化が進む東南アジア諸国の中でも今だ人口が増え続けている国、街には人が溢れ繁華街を歩いていると客引きに声をかけられる、フードコートで飯を食おうとしたら席が埋まっていて座れず断念、配車アプリで車を呼んでも休日でお客さんが多すぎて全然捕まらないなど今回の出張でも人が多い、人が余っていそうというエピソードには事欠きませんでしたが、中国人の不法就労が問題になるほど経済成長もしているはずなので、もはや興行ビザのタレントや配偶者ビザで呼んでいたときのような給与待遇では日本での就労の魅力が薄れてしまってきているのかも知れません。
あまりフィリピン人関係の仕事はしていませんが、今後も日比関係には注目していこうと思います。
【業務週報2019年10月第3週】