3年ぶりの台湾にいろいろビックリ①

前回は3年ぶりに訪れた台湾の物価が上がっていて日本と同じくらいになっていてビックリしたことを書きましたが、今回はその続きを。

日本もそうでしたがコロナ禍による飲食業や宿泊業の不振や在宅勤務の普及で台北の街はあちこちで再開発が、古い商業ビルやオフィスビルが取り壊されタワマンが建てられている建設工事現場が多かったのですが、これもものすごい良いお値段、台湾は日本同様少子化が止まらずいろいろな社会問題の遠因となっていますが、日本の場合は不動産は安いが所得が低くて少子化に、台湾の場合は共働きで所得はそこそこあるが不動産価格が絶望的に高くて少子化にと同じ少子化でも少子化の質は違うのではと思わされました。これだけ不動産価格が高いと台北近郊に「脱北」せざる得ませんし台湾人が日本で不動産を爆買いするのにはこういう背景があるのでしょうね。

台湾の不動産価格高騰の原因として言われているのは以前からの富裕層による不動産投機に加え、最近は原料高と人手不足、台湾も少子化で若者が減ってますし3Kの建設業はやはり若者に避けられる職種となっており、人手不足が原因で建設工事や公共事業でも納期遅れや入札不調などの問題が起こっているようです。台湾が約70万人受け入れている外国人労働者(外籍移工)も建設業はいろいろ規制があり不法滞在外国人の不法就労の受け皿になっていると報道されています。

台北には台北駅近くにインドネシア人街、花博公園近くにフィリピン人労働者が集うリトルマニラ、永和にミャンマー人街、お隣の桃園市の駅裏にはタイ人ベトナム人労働者が多く集まるエスニックエリアがあり、今回ミャンマー街以外は訪問させていただいたのですが、どの通りも活気があって、日本の地方の斜陽産業の時代遅れな零細企業で技能実習生するより私生活も面白いだろうなと思いました。日本と人材獲得戦になっているベトナム人労働者も今の超円安状況ですと台湾で働いたほうが稼げて貯金仕送りもできるはずなので今年からはコロナ前のように台湾を目指すベトナム人労働者が増えるのではと予想していますが。

以上つらつらと3年ぶりの台湾の感想を書きました。入国制限が解除され今後久々に訪台する日本人の方々が増えると思いますが、経済発展した台湾にビックリして腰を抜かさないよう気を付けてください(苦笑)。台湾でお世話になった方々ありがとうございました。【業務週報2022年11月第4週】

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